お客様のことを見たいならば感じることが大切
五感を鋭敏に使おう
お客様に合わせることがお客様を安心させ、良い気分にさせる。
そして、お客様に合わせるのは必ずしも言葉の内容や意味ではなく、非言語的なものでもよい。
そうなると、お客様のことをしっかりと見るということがポイントになるわけですが、これが意外と難しい。
いや、見るということそのものは簡単なのですが、しっかりと見る、つまり、本質的に見るというのはかなり難しいのです。
我々は普段、人のことを見ているといっても、さほど気にしていません。なぜならば、人間というのは他人よりも自分のことに興味があるから、それほど人のことを気にはしていないわけです。
もっとも、人の目は気にしますね、自分がどう思われているかなど。だからといって、自分から人を見るということはほとんどの人が行っていません。
関心を寄せてみる
人を見るというのに、最も都合の良いやり方があります。
それは、その人のことを「好きになる」ことです。
あなたも好きになった人のことは徹底して見るでしょう?可愛いな~、かっこいいな~と。
そして、自分が嫌われるということはできるだけ避けたいから、好きになった人に少し自分を無理してでも合わせようとしますよね。
普通に考えれば、少し無理をする自分には苦痛を感じるものですが、好きな人に対してであればむしろ「嬉しく感じる」ものです。あの人のために・・・、あの人だから・・・、そんな思いが自分の中を支配して、余計にその人を好きになっていくものです。
ならば、お客様に対しても同じことがいえるというわけです。
つまり、お客様を好きになれば良いのです。
とはいうものの、それがあなた好みの人なら良いでしょうけれど、同性だったりすれば恋愛的に好きになるのは難しい。ですから、好きになるというは恋愛的なニュアンスではなく、人として好きになるという解釈で捉えるのです。
そうはいっても・・・。そう、いきなり会った人を好きになれ!といわれても簡単なことではない。では、どうするか?
それは、その人に「関心を持つ」ようにする、これが最も重要です。
どんな人でも、好きか嫌いかは別にして「関心を持つ」ことはできるでしょう?
例えば、やけに良い服着ているな?とか、腕にしている時計はリッチだな?とか。関心を持つと嫌でもお客様のことを見るようになります。そうすることで、お客様のことをいろいろと感じることができる。
そこで感じたことを合わせていけば良いのです。
少し早口な人だから、自分も早口にしてみようとか。
赤ちゃんに対して赤ちゃん言葉で話すのは、赤ちゃんが一目で見て赤ちゃんだと分かるからでしょう?
しかし、お客様はすぐに見た目で分かる特徴を持っているとは限らない。だからこそ、関心を持って観察をする。
そして、特徴を掴んだらそれをまねていけば、お客様に合わすということができるようになります。
ただし、相手にバレバレの真似をしてはいけません。あなただって、いかにも真似されていると思ったら、バカにされた印象を受けるはずです。ですから、相手にはわからないように似せていく。
そんなことしたら、お客様が似ているって気づかないではないか!と思うかもしれませんが、心配いりません。
人間というのは想像を超えた鋭さを持っています。これは理屈ではありません。だから、似ているというのは感覚的に捉えている部分が多い。
従って、意識的には分からなてもよいのです。相手は無意識的に似ていると感じてくれますから。
意識で反発されないように、無意識に似ていることを働きかけるわけです。
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